イタリア、モリーゼ州から ラ・カーザ・デル・ヴェント(風の家)の 「フローラのオイル」

モリーゼ州原産の18種あるオリーブの中で一番多く栽培されている代表種ジェンティーレ・ディ・ラリーノからつくられるオーガニック・オイル。生産者はエノテカ・イタリアーナ協会(シエナ)の幹部であったパスクアーレ・ディ・レーナ氏。長い歴史を持つ「小さくて大きい」モリーゼ州には、昔からトラットゥーロと呼ばれる家畜の移動でできた道がある。この往来のおかげでアブルッツォ州、プッリャ州と強く結びつき、風景、味覚、文化、建築の伝統を保ちながら豊かで広大な田園地帯を保っている。

ラ・カーザ・デル・ヴェント社は2000年に設立された。2.7ヘクタールの畑は615本のオリーブの樹で覆われている。フローラとパスクアーレが作ったこのオリーブ畑は、この地区で一番高い標高504メートルの地点にある。ここに立つと、アブルッツォのグラン・サッソやマイエッラの山並みからアドリア海のトレーミティ島、プッリャのレージナ湖、ヴァラーノ湖やガルガーノ半島からモリーゼのマテーゼ山まで360度の壮大なパノラマが目に飛び込んでくる。この地形は、まるで真珠を抱くアコヤ貝のように、ラリーノを中心としたオリーブの巨大円形劇場のように見える。この辺りは古代フレンターニ族の拠点であった。ここで1994年にチッタ・デル・オリオ協会が誕生した。高品質オリーブオイルの普及を目的とし、シエナに本部を置く350名の組織である。昼、太陽はとびきりの自然を我々に見せてくれる。夜も負けてはいない。手が届きそうな星と月光の下、山や丘、海や平地に散らばる30もの集落のあかりを届けてくれる。ラ・カーザ・デル・ヴェントの丘を吹く風たちは、ある時畑の真ん中の一番高い所で落ち合う。皆がジェリオーネ、ハンニバル、キケロ、ファビウスに思いを馳せ、冗談を言い合い、これからの旅の事をおしゃべりするかもしれない。そしてオリーブや樫の木を怖がらせない様に飛び去っていくだろう。

「フローラのオイル」はジェンティーレ・ディ・ラリーノ種から作られるオーガニックオイル。2014年はオリーブ不作の年であったが、「フローラのオイル」には影響しなかったようだ。2015年は年明け早々ゴッチャ・ドーロ(Goccia d’Oro)コンテストで優勝し、例年通りに「フロス・オレイ(Flos Olei)」という最高格付誌の掲載を獲得したのだから。ゴッチャ・ドーロでは毎年上位にランクインし、通算4回の優勝(2007、2008、2012、2015)。オルチョーロ・ドーロ(Orciolo d’Oro)の2回(2013、2014)のグラン・メンツォーニ(佳作)受賞。ガイドブック「エクストラヴァージン(Guida agli extravergini)」には2008年から3年連続、「フロス・オレイ」には2011年から5年連続で掲載。国際的なコンテストのアイポ・ダルジェント(Aipo d’Argento 2014)で2位、ビオル(Biol)賞では2008年から7年連続でノミネートされた。また単一種コンテストでは2013年にモリーゼ州の優勝者となった。

新聞、雑誌では「ラ・クチーナ・イタリアーナ(La Cucina Italiana)」と「ベリタリア(Bell’Italia)」が数回取り上げた。

「フローラのオイル」は薄緑色に輝く濃厚な金色。デリケートな植物系の香りを放ち、繊細でマイルドなオリーブ本来の風味が口の中で広がるのが特徴だ。キッチンでもテーブルでの味付けにも使え、フレッシュチーズなどの乳製品や魚料理全般との相性は抜群。地元トレーミティ島の名物料理ブロデットという魚のスープには欠かせない。野菜、豆類やトマトのプリモピアット、レアのステーキ、魚や肉のグリルにも最適である。

この記事を書いた人

コールドプレスオリーブオイル

コールドプレスオリーブオイル

イタリアモリーゼ州にあるラ・カーザ・デル・ヴェント社の設立者の一人、パスクアーレ・ディ・レーナ氏との直接交渉により日本国内で唯一正式に取引している「EU有機認証 コールドプレス製法のエキストラヴァージンのオリーブオイル」の販売サイトです

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