第2話:オリーブオイルと恋は辛口がお好き




わが社には入社4ヶ月目の新入社員Mくんがいる。Mくんはまだうちのコールドプレスオリーブオイルの味を知らないというもんだから、こりゃいかん!と急遽Mくんの為に試飲会を開催した。(開催時間2分という短さ)

次回、二人の関係にまさかの展開が!?

以上、新入社員Mくんと先輩Nさんの会話でした。
仲の良さが伝わってきますね。

オリーブオイルが辛いなんて、実は私もコールドプレスオリーブオイルに出会うまで知りませんでした。
だって今まで辛味なんて感じた事ないし。
オリーブオイルそのまま飲むとか、したことないし。
まさにMくん状態でした。
一体なぜオリーブオイルが辛いのか。
Mくんにも分かるように、今回はオリーブオイルの辛味の正体を探っていきます。

日本の普通のオリーブオイルは辛くない

上にも書きましたが、よくスーパーなどで見かけるオリーブオイルって辛くありませんよね。
私の母は、「まろやかで優しい味!やっぱりエキストラバージンオリーブオイルって違うわね~」
と言っていましたが、母よ、それも間違だぞ。
たとえそれがエキストラバージンオリーブオイルであろうとも。

コールドプレスオリーブオイルを初めて口にした方は、いつも使っているオリーブオイルとは違う辛味や苦味があるので
「ちょっと!このオリーブオイル変よ!!」「古いんじゃないの!?」
とクレームがきてしまいそうですが、違いますよ、お客様。
辛味苦味があるのは鮮度がいい証。変でも古くもございません。

オリーブオイルの辛味苦味の正体

気になる辛味の正体ですが、これは『ポリフェノール』です。
まだ赤くならない、緑色のオリーブの実ほど風味成分であるポリフェノールの含有量が多いそうです。
対して熟したオリーブの実からは取れるオイルの量は多いものの、品質としては劣ります。
ポリフェノールは時間経過や熱を加える事で減ってしまうので、辛味はある意味鮮度のバロメーターにもなります。

購入する時はよく吟味して選びましょう。

では辛ければ辛い方がいいのかといえばそうでもなく。
オリーブオイルの辛味や苦味の強さは産地によって変わってきます。
従って辛味が弱いから鮮度が悪いとは一概には言えないところでもありますが、
まろやかで加熱で風味がすぐに飛んでしまうオリーブオイルは低品質のものと疑った方がいいでしょう。

コールドプレスオリーブオイルは辛い

品質の良いオリーブオイルは辛味や苦味があることはお分かりいただけたかと思いますが、
コールドプレスのオリーブオイルは良いオリーブオイルのさらに上をいく品質であると声を大にして言いたい!!
もし、良いエキストラバージンオリーブオイルと出会い、辛味や苦味があったとします。
それでも「コールドプレス」もしくは「低温圧縮」などの記載がなければ
それはただのエキストラバージンオリーブオイルに過ぎないのです。
産地によって変わるところはあるものの、コールドプレスのオリーブオイルはとりわけ辛味や苦味があると感じています。

辛いのが苦手

新鮮・高品質なことは理解しても、口に合わなければ食卓から遠のいてしまうのも事実。
特にお子様にはコールドプレスが不人気な節もありますが、そこを美味しく食べられるよう私も日々考えているところであります。
今のところ辛味を和らげる一番の方法は『熱を加える』です。
せっかくのコールドプレスに熱を加えるなんて・・・と思われそうですが、食べる直前ならこれもありだと私は思います。
もちろんそのままで食べれれば一番ですが、ドレッシングを作ったりする時にサラダ油を使うくらいなら加熱した
コールドプレスオリーブオイルを使っていただきたい!
コールドプレスは高い熱を加えていないので酸化していません。
食べる前に加熱したくらいですぐに鮮度が落ちるわけでもないので、試してみて下さい。
うちのオリーブオイルのすごいところは、加熱しても風味が落ちないこと。


コールドプレスオリーブオイルはイタリア語ESTRAZIONE → 抽出FREDDO → 冷たいを探しましょう!

おすすめの調理方法は、ニンニクなど香りの強い野菜を弱火でじっくり火にかけ、野菜の風味を
オリーブオイルにつける。
こうするとオリーブの辛味や苦味が和らぎ、お子様でも食べやすくなると思います。
(うちのメンバーのお子さんはこの方法でオリーブオイルが好きになりました。)

私は普段から発言が辛口と言われるだけあって、オリーブオイルもワインも日本酒も恋も!?辛口が好きです♡

製品仕様

生産者パスクアーレ・ディ・レーナ
原産国イタリア モリーゼ州
品種ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種
抽出コールドプレス(27℃)
EU有機認証
輸送空輸
収穫時期9月下旬〜11月初旬
収穫方法手摘み
粉砕ハンマークラッシャー
輸入後品質管理オリーブオイル専用セラーで保管
インポートアントビー株式会社

製品仕様

内容量15g / 80g
全成分カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na
製造国日本

この記事を書いた人

ColdPressPIROKI

イタリアモリーゼでパスクアレとの出会いによりオリーブオイルに開眼。
お肌のためにも、心と健康のためにも、筋肉のためにもオリーブオイルが♡
プライべートでは冷たく押し潰されるのも嫌いじゃない。

1983年生まれ三重県出身♠独身♠