家庭の料理に欠かせない「エキストラヴァージンオリーブオイル」。パスタやピザのみに限らず、最近は「オイルお にぎり」や「アヒージョ」などが家庭でできるメニューとして流行し、家庭でもエキストラヴァージンオリーブオイルが 活躍する機会が増えました。
エキストラヴァージンオリーブオイルは子供の発育にもよい油だと考えられています。サラダ油や動物性脂とは違い、コレステロールが一切含まれておらず、植物のみで作られています。また、脳と骨の発育を助ける効果も期待されていて、まさに成長期の子供には不可欠なものであるとさえいえます。
そんな身近な食材、エキストラヴァージンオリーブオイルですが、そのすばらしい味や効果をうたった「偽物」のエキストラバージンオイルが多く流通していることはご存知でしょうか。工業用のオリーブオイルを再精製した低品質のオイルをエキストラヴァージンオリーブオイルに混ぜて「エキストラヴァージン」と表記事して販売する不正は世界中に蔓延しています。そしてこうした問題は、日本でも起きているようです。

「エキストラヴァージンオリーブオイル」と書いてあるのに、混ぜ物?
オリーブオイルの本場イタリアでも、低品質なオリーブオイルどころか大豆油やヘーゼルナッツ油をベースにした「混ぜ物オイル」に色や香りをつけて「エキストラヴァージンンオリーブオイル」として販売する業者がいるようです。
日本では販売されているエキストラヴァージンオリーブオイルのうち2割は本物、そしてなんと8割は偽物だとする専門家もいます。日本オリーブオイルソムリエ協会はこの事態に書籍『そのオリーブオイルは偽物です』を出版。消費者に向けて警鐘を鳴らしています。
偽物のエキストラヴァージンオイルには、おいしさはもちろん、先述した栄養成分がほぼ含まれていません。ただ、こうした現状であっても「エキストラヴァージンオリーブオイル」と表記されていたら、どう見極めていいかわかりませんよね。そこで、オリーブオイルを選ぶときに気をつけたい目安についてご紹介します。
本物の良質なエキストラヴァージンオリーブオイルを見極める7つのポイント
EU有機認証マークがあるか?

ヨーロッパでは日本の有機認証よりはるかに厳しい審査、調査が必要になります。それはその原材料が育成される地域で過去に農薬、化学肥料を使用しただけで取得はできなくなるほどといわれています。まずはEU有機認証のマークの確認をしましょう。
価格が安すぎない

エキストラヴァージンオリーブオイルは、オリーブオイル全体のうち約2割しか取れない貴重なオイルです。また、原産国は日本でないことが多く、輸入することを加味すればそれほど安い価格で流通させることは不可能なはずです。参考までに、国産で小豆島で作られたエキストラヴァージンオリーブオイルは、200mlで4,000円以上。これが国産の価格なのですから、輸入品であまりにも安いものは警戒してみるべきでしょう。
国際的な受賞歴

パスクアーレ氏の受賞歴(2015年まで)
ゴッチャ・ドーロ(Goccia d’Oro)では毎年上位にランクインし、通算4回の優勝(2007、2008、2012、2015)。オルチョーロ・ドーロ(Orciolo d’Oro)の2回(2013、2014)のグラン・メンツォーニ(佳作)受賞。ガイドブック「エクストラヴァージン(Guida agli extravergini)」には2008年から3年連続、「フロス・オレイ」には2011年から5年連続で掲載。国際的なコンテストのアイポ・ダルジェント(Aipo d’Argento 2014)で2位、ビオル(Biol)賞では2008年から7年連続でノミネートされた。また単一種コンテストでは2013年にモリーゼ州の優勝者となった。
国際級の品評会で受賞歴のあるエキストラヴァージンオリーブオイルは信頼性があります。品評会ではもちろん偽物のオイルは入賞できません。それだけの価値が認められているエキストラヴァージンオリーブオイルであれば、安心して購入できるでしょう。
日本でも、国際的なエキストラヴァージンオリーブオイルの品評会である「OLIVE JAPAN 国際エキストラバージンオリーブオイルコンテスト」が開催されています。このような賞を受賞しているかどうかも、一つの目安となるでしょう。
ちなみに、2012年に開催された同コンテストでは、出品されたオリーブオイルのうち3割が偽物のエキストラヴァージンオリーブオイルだったそう。こうした品評会にも悪びれず出品されるとは、少し驚いてしまいますね…。
ボトルは遮光性があるもの
良質なオリーブオイル農家では、透明な瓶やペットボトルにオリーブオイルを入れません。オリーブオイルはボトルが遮光性瓶、陶器、缶など光や熱からオイルを保護するタイプでないと劣化の原因となります。オリーブオイルを購入する際には、そのオリーブオイルがどのような容器に入っているか確認しましょう。
また、購入後も直射日光や高温多湿な場所を避け、できるだけ風味を保てるよう環境面の配慮も必要ですね。
生産者に関する情報が詳しく明記されている

生産者の情報や、使用されているオリーブに関する情報がしっかりと表示されているほうが、安心できるといえるでしょう。できれば農家名まで記載があれば、より責任のある製品だといえます。 逆に「イタリア製」などの表記のみで、オリーブに関することや地域の情報などが一切記載されていない場合、そのオリーブオイルの信頼性は低いといわざるを得ません。
オリーブ本来のテロワール感じる爽やかな口当たり

売り場によっては、オリーブオイルを試飲できる場合があります。酸化していない上質のエキストラヴァージンオリーブオイル口当たりは、とてもさらりとしていて爽やかです。口の中にまんべんなくオイルをいきわたらせたあと、口から静かに息を吸い、口の中のオイルから感じられる風味や、ちょっとした刺激を確認しましょう。
エキストラヴァージンオリーブオイルのポリフェノール、オレイン酸といった期待できる栄養素は、風味と香り、刺激がはっきりとしているほど「多い」と考えられます。
よく誤解されてしまうのは「なめらかでやさしい口当たりのものが高品質」というもの。これはむしろ逆で、期待できる栄養素は少ないことを意味します。あまり刺激がないと感じたら、そのオリーブオイルの期待度は低いと考えましょう。
ただし、製品によっては子供が抵抗なく飲めるよう、刺激を少なくして栄養素を保つ製法をとっているものもあります。そうした製品にはその旨の表示があったり、ホームページなどで解説されているものです。一度確かめてから購入するとよいですね。
有機栽培のオリーブで作られている

有機農業とは、合成化学肥料、除草剤、殺虫剤、着色料、保存料、ホルモン、遺伝子組み換え物を使用しない農法です。エキストラヴァージンオリーブオイルの栄養素はすばらしいものだからこそ、化学成分を避けて搾油されたものがよりよいですよね。不用な化学成分を避け、必要な栄養素だけを子供に与えたい親心にこたえてくれるのは、有機オリーブオイル。できれば、有機栽培のオリーブでできたオイルを選択できるとよいですね。
子供には安心、安全でおいしいエキストラヴァージンオリーブオイルを

子供の発育に良いといわれているものだからこそ、できる限り安心安全が確認できる「本物」を与えたいものですよね。
エキストラヴァージンオリーブオイルは、きちんとした製品を入手して食生活に取り入れれば、家族みんなで一緒に健康効果を得ることができます。日々の料理で家族の健康を守りたいママにとってはうれしい食材ですよね。
土にも体にも優しいエキストラヴァージンオリーブオイル選びをして、家族みんなで健康に暮らしましょう。
そんな正しい エキストラヴァージンオリーブオイル はこちらよりご購入できます^^
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
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原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
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全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |