そのオリーブオイル、使っていて大丈夫? 知っておきたい基礎知識



女性を中心に、オリーブオイルを使った料理を始める方が多くなっているようです。

その理由は様々ですが、オリーブオイルがもたらす効能に期待してオリーブオイルを購入される方も多いことでしょう。

例えば、美肌効果があるということや、整腸効果などからの便秘解消、コレステロールの低下など、上げればきりがありません。

このようなオリーブオイルの効能を期待してオリーブオイルを利用している方にとっては、衝撃的な話になるかもしれませんが、お店で販売されているオリーブオイルは全て良い効果があるというわけではないということです。

その理由や見分け方などについて、今回はご紹介していきたいと思います。

オリーブオイルには種類があることを知っていますか?

オリーブオイルを利用される方は、オリーブオイルには種類があることをご存知でしょうか?

種類と言っても、メーカーのことではなく、オリーブオイルそのものの種類が複数あるということです。

まずはオリーブオイルの種類からご紹介していきますが、オリーブオイルの種類には大きく分けて4つの種類があります。

国際オリーブ協会が出している分類を基準に考えると、以下の様な種類があります。

・ヴァージンオリーブオイル

・精製オリーブオイル

・オリーブオイル

・オリーブ・ポマス・オイル

それぞれ、種類の特長を見ていきましょう。

・ヴァージンオリーブオイル

ヴァージンオリーブオイルとは、オリーブの実だけで作られたオリーブオイルのことで、ほかの化学物質や高温加熱による加工などは行われていないものです。

このヴァージンオリーブオイルが一番オーガニックなオリーブオイルであると言えるでしょう。

・精製オリーブオイル

ヴァージンオリーブオイルの中から、脱酸や脱臭、脱色などの処理を行ったもので、酸度が0.3%以下のものをいいます。

・オリーブオイル

糖製オリーブオイルの中にヴァージンオリーブオイルをブレンドし、酸度を1%以下にしたものをいいます。

・オリーブ・ポマス・オイル

基本的には工業用のオイルだが、酸度を0.3%以下にした場合には食用としても販売して良いオイルをいいます。

ただし、オリーブオイルという名前では出せないオイルです。

世の中で出回っているオリーブオイルは「すべて良い」わけではない

ここまでご紹介してきたように、オリーブオイルには種類があり、店頭で並んでいるオリーブオイルが「すべて良い」オリーブオイルではないということが言えます。

オリーブオイルの中でも、ヴァージンオリーブオイルだけは余計な化学物質や高温による加熱処理がなく本物のオリーブオイルと言えるでしょう。

ヴァージンオリーブオイルの中でも種類が様々あり、「エキストラヴァージンオイル」「ヴァージンオイル」「オーディナリーヴァージンオリーブオイル」「ランパンテヴァージンオリーブオイル」と分けられています。

これらは基本的には「酸度」で分けられていますが、「酸度」とは一体何かというと、オリーブオイルに含まれている脂肪酸の割合のことです。

オリーブオイルは、摘み取られた後、自然に酸化を始めます。

そのため、オリーブオイルを摘み取った後にいかに早く搾油するかがポイントとなりますが、搾油が遅ければ遅いほど酸化が早まり、酸度が高くなってしまいます。

この酸度が低ければ低いほど、良いオリーブオイルということが言えるのです。

オリーブオイルは製造工程

オリーブオイルの製造工程は以下の様な工程で進められています。

・収穫:手摘みや木を揺らすなどの方法で収穫します

・選別:葉や枝をとり、オリーブを選別します

・洗浄:オリーブを水で洗います

・粗砕:オリーブオイルを搾油するためにオリーブを砕きます

・撹拌(かくはん):風味をよくするためにかき混ぜます

・分離:水と油を分離させます

このような方法でオリーブオイルは製造されます。

これは一般的な例ですが、オリーブオイルを製造しているところでは、同じような製法にて行っています。

オリーブオイルの見分け方

オリーブオイルを見分ける方法は様々ありますが、専門的なことになると、店頭でボトルを見ただけでの判断は難しいでしょう。

一番わかりやすく簡単な方法見ると、「ボトルの色」です。

ボトルの色が透明で光を通しやすいものは、購入しない方が良いでしょう。

なぜなら、オリーブオイルは、光に弱く、光を浴びることで参加をはじめてしまいます。

そのような特徴があるオリーブオイルを販売するうえで、透明なボトルを選択しているような会社のオリーブオイルは購入しない方が良いでしょう。

まとめ

ここまで、オリーブオイルの種類や製造工程などをご紹介してきましたが、世の中に出ているオリーブオイルは全て良いものであるということではないことが分かったと思います。

オリーブオイルを利用して様々な効能を期待したい方は、オリーブ以外を使っていないヴァージンオリーブオイルを購入することがおすすめと言えるでしょう。

身体に良い効果を生むためにも、ホンモノのオリーブオイルを利用してください。

製品仕様

生産者パスクアーレ・ディ・レーナ
原産国イタリア モリーゼ州
品種ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種
抽出コールドプレス(27℃)
EU有機認証
輸送空輸
収穫時期9月下旬〜11月初旬
収穫方法手摘み
粉砕ハンマークラッシャー
輸入後品質管理オリーブオイル専用セラーで保管
インポートアントビー株式会社

製品仕様

内容量15g / 80g
全成分カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na
製造国日本

この記事を書いた人

サポーター公式

当オリーブオイルを愛用者様に公式サポーターとして寄稿して頂いています。ユーザー視点からオリーブオイルの使い方や利用方法をお楽しみください。