オリーブオイルの品質に関して知っておくべきこと



世の中には本物と偽物という考えがあり、だれもが偽物を手にしたくないことでしょう。

しかし、一般的には専門知識が持てないものについては情報や知識がなく、知らない間に偽物を手にしていることもあるかもしれません。

例えば、「偽サイト」というのは、インターネット知識が豊富な方であれば違和感に気づくかもしれませんが、そうではない方は気づかず、騙されて購入してしまうということもあり、実際に犯罪に巻き込まれている方もいます。

ましてやオリーブオイルのような口にするものは、偽物ではなく、本物の製品を利用したいものです。

今回は、そんな「オリーブオイルの品質」について詳しくご紹介していきます。

オリーブオイルの品質はどう決まる?

オリーブオイルは日本ではなく海外で作られ、輸入される商品が大半です。

日本で生産されるオリーブもありますが、世界各国の生産量と比べると比になりません。

特に、スペインやイタリアでは、年間数十万トンという輸出を行っており、それらの輸出先の中には日本の名前も挙げられます。

そのような生産が海外のオリーブオイルの品質はどのように決まるのでしょうか?

世界においては、「国際オリーブ協会(International Olive Council)」という協会が、オリーブオイルの分類の基準を決めており、酸度ごとにオリーブオイルの呼び名を決めています。

例えば、オリーブの実以外に何も使わず、加工や高温による加熱がされていないタイプのオリーブオイルを「ヴァージンオリーブオイル」とし、オリーブオイルの中でも特に純度の高いオリーブオイルと決めています。

一方、日本では、JAS規格として、「オリーブオイル」は酸価2.0%、「精製オリーブオイル」は酸価0.6%と決まっており、海外の基準と比較すると、「ゆるい」基準であるということがわかります。

このような部分から見ても、オリーブオイルは品質の高いものと低いものがあり、それらはそれぞれの国によって基準が違うということも認識する必要があると言えます。

オリーブオイルに関する認証について

オリーブオイルの基準は酸価や酸度だけで決められるものではなく、様々な視点がありますが、それらをすべて見ていくのは大変でしょう。

そこで、ここからは「認証」についてご紹介していきます。

オリーブオイルの品質を比較検討するうえで外せないのが認証であり、認証にはどのような種類があるかご紹介いたします。

・EU有機認証

・有機JAS認証

一般的にはこのような認証が挙げられますが、そのほかにも「〇〇認定」や「最高峰」などラベルに掲げられているものもあるでしょう。

結論から言って、このようなうたい文句は、信頼できるかどうかはわからないということです。

認証は公的機関などで行われている場合もありますが、前述したJAS規格でもわかるように、日本の基準と世界の基準には違いがある場合もありますのですべて鵜呑みにできるかというとそうではないようです。

EU有機認証とは

EU有機認証とは、日本のJAS認証のように、有機農業規則に従って生産された農産物であるという証明となり、EU有機認証は、EUが定めた規則の中で生産されたという証明になります。

日本における規則と、EUにおける規則では、規則の内容が異なるため、すべての農作物において日本の基準が優れているとは一概に言えないでしょう。

特に、生産量の高いイタリアなどでは、産地であるEUの基準が重要と考えられるでしょう。

EU有機認証の基準

EU有機認証を取得したものは、BIOマークというマークを掲げることが出来ます。

このマークは、有機栽培がEUにおいて認められた農作物を利用しているものと位置づけられているもので、このマークを維持するためには、収穫から数年間は、化学物質を利用した農薬や、肥料の使用をしてはいけません。

もちろん、栽培するところから収穫に至るまで、化学物質を利用した農薬や肥料の使用はできません。

また、それらを証明するための必要な書類などが必要となり、厳選な審査をクリアする必要があります。

日本と世界の認証の違い

EUと日本で見ると、有機認証に限ってはあまり差がなくお互い同等の基準であるという形になっていますが、正確には日本とEUでは認証される基準が異なります。

日本で有機JAS認証を得ていたとしても、EUの基準から比べると条件を満たしていないものもあるため、オリーブオイルの品質の基準として考えるのであれば、EUの有機認証のような条件の細かい基準を参考にするとよいでしょう。

まとめ

このように、オリーブオイルの品質にこだわる場合には、それなりの知識が必要となります。

有機栽培として認証されていれば安心ということではなく、その基準をしっかりと理解することや、日本だから安心という考えは捨て、しっかりと認証されている機関の基準を知ることが大切です。

せっかく体に良い効能が沢山あるオリーブオイルにこだわるのであれば、正しい知識と情報でオリーブオイルを選ぶと良いでしょう。

製品仕様

生産者パスクアーレ・ディ・レーナ
原産国イタリア モリーゼ州
品種ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種
抽出コールドプレス(27℃)
EU有機認証
輸送空輸
収穫時期9月下旬〜11月初旬
収穫方法手摘み
粉砕ハンマークラッシャー
輸入後品質管理オリーブオイル専用セラーで保管
インポートアントビー株式会社

製品仕様

内容量15g / 80g
全成分カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na
製造国日本

この記事を書いた人

サポーター公式

当オリーブオイルを愛用者様に公式サポーターとして寄稿して頂いています。ユーザー視点からオリーブオイルの使い方や利用方法をお楽しみください。