大きなボトルや缶に入ったオリーブオイルは、そのままではちょっと使いにくいですよね。そんなとき、小瓶に移し替える人も多いでしょう。しかし、容器選びを間違えるとオリーブオイルはあっという間に劣化してしまいます。この記事では、オリーブオイルに合った容器の選び方をわかりやすくお伝えします。

オリーブオイルは開栓した時から劣化が始まる
肉や魚、野菜はもちろんアイスクリームなどのスイーツとも相性が良いオリーブオイルは、毎日の食卓に彩を与えてくれるオイルです。今ではスーパーなどでも手軽にエキストラバージンクラスのオリーブオイルが購入できますよね。
しかし「大容量のほうがお得だから」と大きな瓶のものを買うのはあまりおすすめしません。
というのも、オリーブオイルは開栓した瞬間から少しずつ劣化が始まるからです。空気に触れて酸化するのはもちろん、紫外線当たることによって劣化していきます。
劣化すると、オリーブオイル独特の風味が損なわれるだけでなく、焼けた油のような臭いがしたり、舌触りが悪くなったりします。
これでは、どんなの質の高い良いオリーブオイルでも美味しくありません。
オリーブオイルを購入するときは、劣化してしまう前に使いきれる量をその都度購入するのがベストです。

オリーブオイルの美味しさを保つ容器の選び方
とはいっても、オリーブオイルによっては大容量でしか売られていないこともあります。
そんな時は、少しでもオリーブオイルの美味しさを長く保てる、劣化しにくい容器に入っているものを選んでください。
オリーブオイルの美味しさを保つ容器は、次のような容器です。
・色のついた容器(遮光容器)
・缶
・二重ボトル(フレッシュキープボトルなど)
オリーブオイルは、紫外線にさらされると劣化が進んでしまいます。
大容量のオリーブオイルを購入するときは、光を通さない遮光容器や缶に入ったものを選びましょう。
遮光容器かどうかは色をチェックすれば一目瞭然です。
遮光容器は、緑や茶色などの色が付いています。
特にオリーブの豊かな風味を味わうエキストラバージンオリーブオイルは、光にさらされて劣化すると風味も落ちてしまうので、必ず遮光容器に入ったものを購入してください。
光を通さないという点では、缶に入ったものも良いでしょう。
最近では、ブリキやアルミの缶に入ったオリーブオイルも登場してきました。
ただし、一切光を通さず瓶に比べてコンパクトなので保存しゃすい一方、ペットボトルやガラスの容器に比べると中身が見えにくいというデメリットもあります。
二重ボトルは、「フレッシュキープボトル」などの名前で呼ばれているボトルです。
ボトルが二重構造になっていて、使った分だけ内側の袋が萎むため開封後中の油が空気に触れて酸化するのを最小限に抑えてくれます。
醤油のボトルでもお馴染みですね。
ボトルそのものに乳白色の色が付けられているので、遮光対策もばっちりです。

小瓶に移し替えるときは使いきれる分だけ移し替えて
大容量のオリーブオイルを購入した時は、小瓶に使う分だけ移し替えて、早めに使い切るようにするのがおすすめです。
小瓶であれば食卓に置いておいても邪魔になりませんし、手軽に使うことができます。
移し替えた分をその日のうちに使い切ってしまうのであれば透明な小瓶でも問題ありません。
しかし、数日にわたって使う・しばらく食卓に出しっぱなしにするのであれば移し替える小瓶にも気を配りましょう。
小瓶はできるだけ色のついた遮光容器を選んでください。
遮光容器であれば、そのまま食卓に出しておいても、紫外線にさらされてオリーブオイルが劣化する心配がありません。
もし遮光容器が手に入らないときは、小瓶にアルミホイルを巻いておきましょう。アルミホイルが光を反射してくれるので、オリーブオイルが直接光にさらされにくくなります。
きちんと紫外線を防げば、オリーブオイルは食卓に出しっぱなしでも問題ありません。むしろ冷蔵庫などに入れると、かえって油の劣化を早めてしまいます。
大容量のオリーブオイルを購入する際は、きちんと紫外線対策がされた小瓶を一つ持っておくと便利です。
【関連】コールドプレスか否か 〜私のオリーブオイルの選び方〜

【まとめ】オリーブオイルの容器には紫外線対策をしっかりと
オリーブオイルは、オリーブの豊かな風味が感じられるデリケートなオイルです。サラダ油などと違って、オリーブを搾っただけのフレッシュジュースですから、保存方法を間違えるとあっという間に劣化して美味しくなくなってしまいます。
オリーブオイルを購入するときは、容器にも注目して選びましょう。
紫外線を防ぐ遮光ビンや遮光ペットボトル、缶に入っているオリーブオイルなら安心です。
小分けにするときも容器選びに気を配り、長く美味しいオリーブオイルを楽しんでください。
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
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原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
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全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |