オリーブオイルと言われてすぐにどんな種類があるか出てくる人は少ないでしょう。中には「オリーブオイルに種類なんてあるの?」と思っている人もいるかもしれません。しかし、オリーブオイルの種類を知れば、もっとオリーブオイルの美味しさを堪能することができます。早速オリーブオイルの種類と味や使い道について詳しく解説しましょう!
オリーブオイルは1種類だけと思っていませんか?
オリーブオイル言われて思い浮かべるのは決まって「エキストラバージンオリーブオイル」という人は多いと思います。確かに、エキストラバージンはオリーブオイルの代名詞と言っても過言ではありません。
しかし、オリーブオイルにはエキストラバージン以外の種類もあるのです。
簡単にオリーブオイルの種類を見てみましょう。
・エキストラバージンオリーブオイル
風味豊かな最高グレードのオリーブオイルです。オリーブの味をダイレクトに感じることができ、産地や搾り方などで味に違いが出ます。
・ファインバージンオリーブオイル、オーディナリーバージンオリーブオイル
苦みや辛みが強いですが、そのままでも食用にできるグレードのオリーブオイルです。原産国では広く流通していますが、日本には輸入できません。
・ランパンテバージンオリーブオイル
「ランパンテ(灯油用)」の名前が示す通り、食用には向かないオリーブオイルです。精製して他のバージンオリーブオイルとブレンドします。
・精製オリーブオイル
ランパンテバージンオリーブオイルを精製して作られたオイルです。
科学的に脱臭・脱色されているため、バージンオリーブオイルの風味や色は失われています。
・精製オリーブポマースオイル
バージンオリーブオイルの搾りかすから、有機溶剤を使って抽出した二番煎じのオイルです。
・ピュアオリーブオイル
精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたものです。
エキストラバージンオリーブオイルに比べるとリーズナブルで、ラベルにも「オリーブオイル」としか表記されていません。
・オリーブポマースオイル
精製オリーブポマースオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたものです。販売するときは「オリーブポマースオイル」と表記しなければなりません。
これらのうち日本で売られているのはエキストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイル、オリーブポマースオイルの3種類です。

3つオリーブオイルそれぞれの特徴
では、日本で売られている3つのオリーブオイルの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
・エキストラバージンオリーブオイル
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実をそのまま搾ったフレッシュジュースと呼ばれるオイルです。
加熱・化学処理を行っていないため、オリーブ本来の豊かな風味と栄養が残っています。
アヒージョや炒め物などに使うのも良いですが、オリーブ本来の味を楽しみたいのであれば、熱を通さずにソースやドレッシングにして味わうのがおすすめです。
オリーブの品種によってはスパイシーな辛さやハーブのように爽やかな香りも楽しめます。
・ピュアオリーブオイル
精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしているため、エキストラバージンオリーブオイルに比べると淡い色をしています。
オリーブ本来の風味も弱まっており、ドレッシングなど熱を通さずに使うのには向いていません。
一方で、揚げ物に使うと揚げあがりがサクッとします。
オリーブオイルのもつクセも弱いので、和食との相性も良いオリーブオイルです。
・オリーブポマースオイル
オリーブポマースオイルは、残念ながら食用に向いているオリーブオイルではありません。搾りかすから、有機溶剤を使って無理やり取り出したオイルということを考えれば、体に良いとは言えないからです。
当然オリーブ本来の味や香りも失われてしまっています。
オリーブポマースオイルは、一般的には髪やお肌のお手入れ用、マッサージ用のオイルとして流通しています。
肌馴染みがよく、比較的安価なことから広く使われているスキンケアオイルです。
味・香り・栄養を求めるならエキストラバージン!
オリーブオイル本来の味や香りを楽しみたい、オリーブに含まれる栄養を毎日の食生活に取り入れたいのであれば、やはりおすすめするのはエキストラバージンオリーブオイルです。
産地や収穫時期、搾り方などによっておもしろいほど味が変わるので、食べ比べてみる楽しさもあります。
オリーブの実を搾っただけのシンプルなエキストラバージンオリーブオイルには、オリーブに含まれるポリフェノールやオレイン酸といった栄養も豊富です。
ドレッシングやソースとして使うだけでなく、炒め油として使う、料理にちょい足しするなど、献立を選ばず様々な使い方ができる点もエキストラバージンオリーブオイルならではの魅力と言えるでしょう。

【まとめ】オリーブオイルを選ぶ際は種類にも注目しよう
「オリーブオイルは何でも同じ」と思っているなら、大間違いです。オリーブオイルの種類ごとに大きな特徴があり、使い道も違ってきます。オリーブオイルを選ぶときは、オリーブオイルのブランドだけでなくその種類にも注目してみましょう。
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
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原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
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全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |