オリーブオイルの風味は個性豊か!オリーブの品種によって変わるオイルの味わい



「オリーブオイルはどれも同じ」と思っていませんか?しかし、エキストラバージンオリーブオイルに限って言えば、オリーブの品種や産地、搾り方などによって驚くほど味わいが変わります。特にオリーブの品種による味の違いは大きいので、オリーブオイルを選ぶときは品種にも注目してみましょう。代表的なオリーブの品種をご紹介します。

オリーブオイルには品種の特徴が強く現れます

オリーブオイルは、オリーブの実を搾って作られたオイルです。中でもオリーブのフレッシュジュースともいうべきエキストラバージンオリーブオイルには、オリーブの風味が非常に強く出てきます。

熱を加えて圧搾されたり、精製されたりしてしまうとオリーブが持つ豊かな風味が失われてしまうので、オリーブオイル本来の味を味わいたいのであればエキストラバージンオリーブオイルを選ぶのがおすすめです。

現在、日本では様々なメーカーのオリーブオイルが手に入ります。

あまりにもたくさんの種類があり過ぎて、どれを選べば良いのか迷ってしまいますね。

そんな時は、オリーブオイルの原料であるオリーブの品種と産地で選んでみましょう。

オリーブと一口に言っても、その品種も産地も様々です。

ピリッとした辛さを強く感じるもの、フルーティな味わいのもの、甘さを感じるものなど品種ごとに味わいに特徴があるので、いくつかの種類を食べ比べてみて自分好みのものを探してみると良いでしょう。

あるいは、品種を変えて数種類のオリーブオイルをそろえ、料理に合わせて使い分けるのもおすすめです。

ピリッとスパイシーなオリーブオイルは香りの強い野菜と相性が良く、ハーブを使った肉・魚料理に使うと風味が引き立ちます。

まろやかな味わいのオリーブオイルは、モッツァレラチーズなどミルキーな甘さが感じられるチーズなどと合わせると良いでしょう。

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代表的なオリーブの品種とその味わい

それでは、代表的なオリーブの品種とその味わいをご紹介しましょう。

・レッチーノ

イタリアのトスカーナで栽培されている代表的な品種です。

甘くフルーティな風味が特徴のまろやかなオリーブオイルになります。

・フラントイオ

こちらもイタリアのトスカーナで栽培されている代表的な品種です。

レッチーノと対照的にピリッとスパイシーな風味を持っています。

・モライオーロ

こちらもイタリアのトスカーナでポピュラーに栽培されている品種です。

スパイシーな味わいで、ポリフェノールを豊富に含み、濃い緑色をしています。

・カザリーバ

北イタリアの代表的な品種です。香りが優しく、マイルドな味わいです。

・ピクアル

スペイン南部で栽培されている品種です。鮮やかな黄緑色で、フルーティな味わいです。

・アルベッキーナ

スペイン北部で栽培されている品種です。とてもやさしい味わいで、後味にアーモンドのような香ばしさを感じます。

・コロネイキ

ギリシャで広く栽培されている品種です。後味に独特の辛みを感じます。

・ラ・タンシュ

フランスで栽培されている品種です。香り・味ともに柔らかくマイルドです。

・ミッション

アメリカのカリフォルニア州で発見された品種です。

香りがよく、オリーブオイルだけでなくピクルスとしても食べられています。

・ ジェンティーレ・ディ・ラリーノ

フローラのオリーブオイルはジェンティーレ種という品種のオリーブオイルです。
ラリーノには花粉症薬として使われるサレーニア種とテーブルオリーブに使われるサン・パルド種という3種の土着品種があります。 

土着品種。それこそがその土地の証でもあるのです。ラリーノには古くから残る土着品種が数多くのこっています。
それはこの土地を守り抜いた私たちの誇りでもあるのです。byパスクアーレ

オリーブオイルの辛みはポリフェノール

オリーブオイル独特のピリッとした辛みは、オリーブに含まれるポリフェノールが由来です。

オリーブポリフェノールは、完熟した黒いオリーブよりも熟していない緑色のオリーブに豊富に含まれています。

品種ではモライオーロ種のオリーブが、他の品種よりも豊富にポリフェノールを含んでいるとされています。

オリーブオイルはブレンドすることでより美味しくなる!

オリーブオイルは、品種ごとの味わいを楽しむのも楽しいですが、好みの品種のオリーブオイルをブレンドすることでさらに美味しくなります。

少し苦みが強くて使いにくいと感じたオリーブオイルは、甘みが強いオリーブオイルとブレンドしてみましょう。ブレンドすることでバランスの良い味になり、使いやすくなります。

メリハリのない味わいのオリーブオイルには、香りが強いものや味にアクセントがあるものをブレンドするのがおすすめです。

【まとめ】オリーブの品種に注目して選んでみよう

オリーブオイルと一口に言っても、使われているオリーブの品種や産地によって味には驚くほどの違いが生まれます。

オリーブオイルの味の違いを知れば、もっとオリーブオイルが好きになるはず。

オリーブオイルを選ぶときは、原料であるオリーブの品種・産地の違いにも注目して選んでみてください。

製品仕様

生産者パスクアーレ・ディ・レーナ
原産国イタリア モリーゼ州
品種ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種
抽出コールドプレス(27℃)
EU有機認証
輸送空輸
収穫時期9月下旬〜11月初旬
収穫方法手摘み
粉砕ハンマークラッシャー
輸入後品質管理オリーブオイル専用セラーで保管
インポートアントビー株式会社

製品仕様

内容量15g / 80g
全成分カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na
製造国日本

この記事を書いた人

サポーター公式

当オリーブオイルを愛用者様に公式サポーターとして寄稿して頂いています。ユーザー視点からオリーブオイルの使い方や利用方法をお楽しみください。