「こんなにあった!? 知られざるオリーブオイルの種類とは?」



オリーブオイルには、さまざまな種類がありますが、特に大きな違いはないと思っていませんか? 実はオリーブオイルにはとても多くの種類があるだけでなく、用途によって使い分けることが推奨されていたり、味わいや風味が異なったりします。また、オリーブオイルは、種類によって呼び方が変わり、造られ方もそれぞれ違うといった特徴があります。それでは、知られざるオリーブオイルの種類を見ていきましょう。

フローラの生産工場。本物のエキストラヴァージンオリーブオイルはごく一握りのオイルのみなのですbyパスクアーレ

オリーブオイルって、一体どんなもの? 

オリーブオイルと呼ばれるものは、オリーブ樹の実から採油されたオイルのことをいいます。オリーブオイルと呼ばれるものの場合、再エステル化の処理を行ったり、溶剤を使用したりしていないことが条件となります。また、別々のオリーブオイルを混ぜて造られることはありますが、ほかのオイルが混ざっているものもオリーブオイルと呼ばれることはありません。その中でも、一定の温度以下でオリーブオイル自体が変質しないように採油されたオイルのことをバージン・オリーブオイルといいます。

オリーブオイルには、どんな種類があるの? 

オリーブオイルはどんな種類のものも一括りにされる傾向にありますが、オリーブオイルは下記の10種類に細かく分類されています。

【食用に用いられるバージン・オリーブオイル】

  • エキストラバージン・オリーブオイル
  • ファインバージン・オリーブオイル
  • オーディナリーバージン・オリーブオイル

【そのままだと食用に適さないバージン・オイル】

  • オリーブオイル(ピュア・オリーブオイル)
  • オリーブポマースオイル
  • クルード・オリーブポマースオイル(精製されている場合)
  • 精製オリーブオイル
  • 精製オリーブポマースオイル

【工業用に用いられるオリーブオイル】

●ランパンテバージン・オリーブオイル(ただし、精製されてバージン・オリーブオイルとブレンドし、食用とすることがあります。また。ランパンテとは、灯油用という意味があります)

●クルード・オリーブポマースオイル(精製されていない場合)

このように、オリーブオイルは詳細に分類されています。この中で、日本で食用として販売されているオリーブオイルは、バージン・オリーブオイル、オリーブオイル(ピュア・オリーブオイル)、オリーブポマースオイルの3種類です。

エキストラバージン・オリーブオイルについて詳しくみてみよう! 

エキストラバージン・オリーブオイルとは、オリーブオイルの中でも最高級の位置づけにあるものです。エキストラバージン・オリーブオイルの場合、オリーブの実の一番搾りのみを使用し、酸度が0.8%以下ではいけないといった決まりがあります。エキストラバージン・オリーブオイルは、香りが強く、風味を生かした料理に使用されることが多いオリーブオイルです。たとえば、サラダや料理の最後の仕上げに生のまま使用するなどがこれに当たります。

専門機器による最小限の精製ろ過

オリーブオイル(ピュア・オリーブオイル)について詳しくみてみよう!

オリーブオイル(ピュア・オリーブオイル)とは、オリーブの実を搾ったオイルを精製して造ったオリーブオイルに、エキストラバージン・オイルやバージン・オイルを混ぜて造ったものをいいます。また、ピュア・オリーブオイルという呼び方は、日本特有のものであり、イタリアではオリーブオイルと呼ばれています。そのため、呼称の違いには注意が必要であると言えるでしょう。

オリーブオイルの種類によって、適した使い道があるって本当? 

サラダにかけたり、カルパッチョに使用したりする場合は、生食に向いているエキストラバージン・オリーブオイルを使用するとよいでしょう。もちろん、食用の油として炒め物や揚げ物に使用することも可能です。ただし、120度を超えると、せっかくの風味が失われてしまうので揚げ物をする場合には風味を重視することはできないといえます。

また、オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)は生食に向いてはいませんが、炒め物や揚げ物に向いているとされています。

また、オリーブオイルは、洋食のイメージが持たれがちですが、洋食だけでなく、和食にも合います。特に揚げ物をするときには、サクッとしたよい揚がり方します。また、さそれだけでなく、オリーブオイルはオレイン酸や抗酸化物質が含まれているため、使用することで健康面にも配慮することができるといった特徴があります。

≪おわりに≫

オリーブオイルには、食用だけでなく工業用のものもあり、種類が豊富であるといった特徴があります。食用の中でもオリーブオイルの種類によって、適している使い方は異なるので、どんな料理に使用するかを考えてかにオリーブオイルを購入するとよいでしょう。オリーブオイルの種類と適正を知り、オリーブオイルを美味しくいただいてくださいね。

製品仕様

生産者パスクアーレ・ディ・レーナ
原産国イタリア モリーゼ州
品種ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種
抽出コールドプレス(27℃)
EU有機認証
輸送空輸
収穫時期9月下旬〜11月初旬
収穫方法手摘み
粉砕ハンマークラッシャー
輸入後品質管理オリーブオイル専用セラーで保管
インポートアントビー株式会社

製品仕様

内容量15g / 80g
全成分カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na
製造国日本

この記事を書いた人

サポーター公式

当オリーブオイルを愛用者様に公式サポーターとして寄稿して頂いています。ユーザー視点からオリーブオイルの使い方や利用方法をお楽しみください。