いつまでも健康でいたい、いくつになっても美しいボディラインを維持したいと願っている方にとって、食品のカロリーは気になるもの。健康的に痩せるためにも脂質は欠かせない栄養素のひとつですが、ヘルシーだと人気のオリーブオイルのカロリーはどれくらいあるのでしょうか?本記事では、オリーブオイルと肥満の気になる関係について、さらにはオリーブオイルが日本人の体質に合う油なのかどうかについてご紹介します。

オリーブオイルのカロリーと肥満について
加熱調理にも生食にも使えるオリーブオイルですが、オリーブオイルのカロリーはいったいどれくらいあるのでしょうか?
オリーブオイルとほかの植物油のカロリーは同じ
オリーブオイルは、オリーブの実から採取される植物油です。オリーブオイルのカロリーは100g当たり921㎉ですから、大さじ1杯(13g)のカロリーは約120㎉になります。ひと口に植物油といっても、その種類はさまざま。代表的な植物油として、ごま油やコーン油をはじめ、大豆油やなたね油、えごま油や亜麻仁油などが挙げられます。植物油は原料ごとに違う特徴を持ち、配合されている脂肪酸も異なりますが、いずれの植物油もカロリーは同じです。

オリーブオイルをよく使う地中海沿岸の国々の肥満率は低い
「風味や特徴に違いこそあれどの植物油も同じカロリーなら、どれを使っても同じなのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、オリーブオイルは抗酸化作用のあるオレイン酸を主成分とする、ヘルシーオイルを代表する植物油です。また、オリーブオイルのカロリーはほかの植物油と同様に高いとはいえ、ダイエット向きの植物油として知られています。
現在、肥満は世界的な問題となっています。2016年に、WHO(世界保健機関)が世界189の国と地域を対象に行った成人の肥満率調査によると、オリーブオイル消費量がとりわけ多いギリシャとイタリアは、それぞれ104位と108位にランクインしていました。もちろん、同調査において日本の順位が166位であることを考えれば、肥満率の低さが直接的にオリーブオイルのおかげであると断言することはできません。
しかし、EUの中でもオリーブオイルをよく使用するギリシャやイタリアの肥満率が低いという事実は、オリーブオイルを常食することが必ずしも肥満に繋がる訳ではないことを示しているといえるでしょう。実際、高品質のオリーブオイルに含まれているポリフェノールには、体脂肪を減らす効果があるといわれています。

オリーブオイルは日本人の体質には合わないって本当?
世界的に健康効果が認められているオリーブオイルですが、欧米人とは異なる体質の日本人にも合う植物油なのでしょうか?
- 内臓脂肪が溜まりやすい日本人
皮下脂肪がつきやすい欧米人とは異なり、日本人は遺伝的に内臓脂肪がつきやすい体質だといわれています。そのため、地中海沿岸の国々のようにオリーブオイルをたっぷりと使った料理を日常的に食べていると、どんどん内臓脂肪が溜まることになると考えられているようです。確かに、オリーブオイルのとり過ぎは、カロリーのとり過ぎになる恐れがあります。
とはいえ、オリーブオイルが日本人の体質に合わないという訳ではありません。問題なのは、「地中海料理」だけを取り入れ、地中海流の「食事スタイル」を取り入れ忘れている点にあるといえるでしょう。
- 内臓脂肪がつきにくい食事スタイルにチェンジ
一般的に、過食や運動不足が内臓脂肪の蓄積を招きますが、早食いやどか食いといった食事のとり方に問題がある場合も少なくありません。忙しい生活を送っている方であれば、せっかく健康的な食事を作ったとしても、のんびり味わって食べる時間がないという場合もあるのではないでしょうか。
内臓脂肪が溜まらないように気をつけたいのであれば、油分をカットした食事をとるよりも、内臓脂肪がつきにくい食事のとり方に変更するほうが効果的です。脂質の摂取を極端に制限すると、油脂に溶けやすい脂溶性ビタミンやカロテノイドの体内吸収が悪くなり、体に不調をきたす原因になります。
内臓脂肪を減らそうと思うなら、ダイエットや無理なカロリー制限をするのではなく、まずは早食いをやめる必要があるでしょう。オリーブオイルをよく使用する地中海沿岸の国々では、食事に時間をかけることがひとつの伝統となっています。ですから、オリーブオイルをわたしたち日本人の食生活に取り入れるのであれば、適度に体を動かすことに加えて、ぜひとも「食事をゆっくり楽しむ時間」を持つことをおすすめします。

オリーブオイルは健康志向の方におすすめ
オリーブオイルのカロリーはほかの植物油と同じですが、エクストラ・バージン・オリーブオイルには体脂肪を減らすポリフェノールがたっぷり含まれているため、ダイエットに最適です。「オリーブオイルは日本人の体質には合わない」などの意見も見受けられますが、地中海の国々のライフスタイルごと上手にわたしたちの生活に取り入れることができれば、その有益さを味わい知ることができるかもしれませんね。
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
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原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
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全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |