イタリア料理でもポピュラーなオリーブオイルとトマトの組み合わせ。トマトに含まれている抗酸化成分「リコピン」はオリーブオイルと一緒にとることで吸収率がアップするということをご存知でしょうか。今回はトマトジュースとオリーブオイルの組み合わせで期待できる健康、美容効果などについてお話ししていきます。

トマトジュースとオリーブオイルでリコピンの吸収率がUP
トマトの赤い色に含まれる「リコピン」は抗酸化作用のある「カロテノイド」の一種。リコピンには同じカロテノイドであるβカロテンの2倍、さらに抗酸化ビタミンであるビタミンEの約100倍の抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や老化の抑制に役立つと考えられています。
リコピンの含有量は生のトマトよりも加工品の方が多いため、生のトマトを食べるより、トマトジュースやトマトピューレなどを選ぶのがおすすめ。そのまま飲むことができるトマトジュースなら、150mlでリコピンの1日の摂取推奨量15mgを摂ることが可能。手軽にリコピンを摂取できるので忙しい人にもピッタリと言えるでしょう。
このリコピンは油と一緒にとると吸収率がアップすることも分かっています。イタリア料理でも定番になっていることからも分かるように、トマトにはオリーブオイルの風味がとても合います。トマトジュースとオリーブオイルの組み合わせは、おいしいだけではなく効率よくリコピンを吸収できる優れたコンビでもあるのです。

トマトジュースとオリーブオイルがもたらす効果
トマトジュースとオリーブオイルで得られる主な効果をチェックしてみましょう。
血糖値の低下
リコピンには血糖値をコントロールするインスリンの働きを高める作用があると言われています。ただし、トマトを食べると血糖値が上昇する人もいるので、すでに糖尿病の治療を始めている方は医師に相談してからトマトジュースを飲むようにしてください。
コレステロールの低下
トマトジュースを飲み続けることで、コレステロールや中性脂肪が低下するという報告があります。さらにオリーブオイルに含まれているオレイン酸は、コレステロールを下げる成分としてよく知られている成分。トマトジュースに含まれているリコピンとオリーブオイルのオレイン酸の相乗効果で、よりコレステロールを下げやすくなるようです。
ダイエット
リコピンの作用によって肝臓、血液、筋肉などにある中性脂肪が低下すると、代謝が改善し脂肪を燃焼しやすい体になります。 また、とろみのあるトマトジュースは腹持ちがいいので食事前に飲んでおくことで食べ過ぎを防ぐことにもつながります。トマトジュースは100ml当たり約18kcalと低カロリーなのもダイエッターには嬉しいポイントです。
美肌
リコピンにはシミのもととなるメラニン色素の生成に必要な酵素「チロシナーゼ」の働きを抑える作用があるため、透明感のある肌を目指したい人に最適です。リコピンによって代謝が改善されることで血流もよくなるため、くすみの気になる方にもいいでしょう。
また、リコピンは抗酸化作用も非常に高い成分。さらにトマトジュースには抗酸化作用のあるビタミンEも含まれているため、続けて飲むことでエイジングケアとして役立ってくれるはずです。

トマトジュースとオリーブオイルで作る健康ドリンクのレシピ
健康や美容のためにトマトジュースを飲むなら、塩分を添加していないものを選ぶのがポイント。 分量はトマトジュース200mlに対し小さじ一杯のオリーブオイルが目安です。
トマトジュースは常温でも冷やしたものでもOKですが、寒い季節や冷えが気になる時期には、飲みやすい程度に温めてからオリーブオイルをプラスしてもおいしくいただけます。電子レンジで温めるときは1分半くらいが目安となります。
オリーブオイルはオレイン酸が豊富なエクストラバージンタイプを選ぶようにしましょう。オリーブオイルそのものの味がおいしいものを選べば、新しい健康習慣も長続きしやすいはず。ぜひ、お気に入りのオリーブオイルで試してみてください。

トッピングでさらに効果アップ!
トマトジュースとオリーブオイルの組み合わせはそのままでもおいしくいただけますが、お悩みに合わせてさらにトッピングをプラスすることもできます。
レモン
慌ただしい朝や疲れて帰宅したときにも簡単にできるのが、ギュッと絞ったレモン汁をプラスするレシピ。レモンとトマトの酸味に含まれるクエン酸は疲労回復に役立つ成分なので、疲れて食欲がないときにもぴったりです。
レモンには腸内環境の善玉菌を増やす作用のあるビタミンCが含まれています。さらにオリーブオイルのオレイン酸には腸のぜん動運動を促進するはたらきも。毎日のスッキリを習慣にしたい方は是非、トマトジュース&オリーブオイルにレモン汁をプラスしてみてください。

ショウガ
冷えや免疫力の低下が気になる方はすりおろしたショウガや粉末タイプのショウガをプラスしてみてはいかがでしょうか。体がじんわりと温まるのを実感できるので、冷え性の方や風邪を引きやすい方にも◎です。
おいしく飲むためにはトマトジュースの温度にもこだわってみましょう。レモンを加えるときはトマトジュースは常温または冷えたものを、ショウガを加えるときは電子レンジで温めてからプラスするのがおいしさのポイントです。

いつ飲むのがベスト?
リコピンの吸収率が高い時間帯は朝、夜、昼の順です。より効率よくリコピンを吸収したいなら、オリーブオイルをプラスしたトマトジュースを朝に飲むのがおすすめということになります。
トマトジュースを軽く温めてオリーブオイルをプラスしたドリンクはスープのような味わいになります。普段、朝食をとる習慣がないという方は朝食がわりに、また夜遅く帰宅した際の低カロリーな夜食として飲んでもいいでしょう。
トマトとオリーブオイルは最強の組み合わせ
『トマトが赤くなると医者が青くなる』ということわざがあるヨーロッパ。特にイタリアでは、毎日のようにトマトとオリーブオイルを組み合わせた料理が食べられています。トマトの旬を迎える夏場は、ソースにするための加熱用トマトや生で食べるための緑色がかったトマト、心臓のような形をしたトマトなど、驚くほど豊富な種類が店頭に並びます。
日本と同じように長寿大国であるイタリアの健康の秘密は豊富な種類のトマトと質のいいオリーブオイルにあるのかもしれません。日本でもトマトジュースを利用することで、簡単かつおいしく美容と健康のケアができるのでぜひ試してみてくださいね。
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
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原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
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全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |