2大栄養素であるタンパク質や脂質の他、 リノール酸やレシチンといった健康な体づくりに欠かせない成分を含むお豆腐。機能性食品として注目されるほど、栄養価が高いのにカロリーが低くいろいろな味付けが楽しめる食材ですが、オリーブオイルとのとても相性がいいということをご存じでしょうか。今回は日本が誇るお豆腐とオリーブオイルを組み合わせるメリットやおいしい食べ方についてお話ししていきます。
お豆腐とオリーブオイル、栄養面でも◎!

オリーブオイルにはオレイン酸が豊富に含まれています。オレイン酸は「善玉コレステロールを減少させずに悪玉コレステロールを減らす」という性質があり、高血圧や動脈硬化といった生活習慣病の予防に役立つ脂肪酸です。
では、お豆腐にはどんな作用が期待できるのでしょうか。実は豆腐のタンパク質もコレステロールの低下や血圧上昇を抑える作用があります。また、豆腐の脂質に含まれるリノール酸も善玉コレステロールを増やす作用が期待できるのです。
豆腐とオリーブオイルは生活習慣病の予防やダイエットサポートにぴったりの組み合わせといえるでしょう。
定番の食べ方にプラスするお豆腐とオリーブオイル

淡白な味わいの豆腐と風味豊かなオリーブオイル。意外にアレンジしやすい組み合わせですが、まずは定番の食べ方にプラスする方法を試してみましょう。
一番簡単なのは冷奴にプラスする食べ方。豆腐に小ネギやショウガなどの薬味を添えてかつおぶしをふりかけ、しょう油とオリーブオイルで味つけします。しょう油を味ぽんに置き換えてもOK。もっとシンプルに豆腐に塩コショウを振ってからオリーブオイルをプラスしてもおいしくいただけます。
豆腐をフレッシュチーズに見立てて使ってもいいでしょう。例えばイタリアで前菜のメニューとして定番のカプレーゼ。モッツァレラチーズの代わりに豆腐を使います。塩コショウをしてからトマトと生のバジルの葉を添えオリーブオイルをまわしかければ完成です。生のトマトとバジルの葉がおいしい夏に是非、試してみてください。
豆腐のオリーブオイル漬け

ちょっと手の込んだ食べ方としてオススメなのが木綿豆腐をオリーブオイル漬けにする方法。 もめん豆腐に塩をまぶし、キッチンペーパーで包み重しを置いて冷蔵庫のなかに入れて一晩おきます。塩の量の目安は豆腐300gに対して塩小さじ1。ここまでのプロセスで『塩豆腐』が完成します。
水気がしっかりと切れたのを確認したら塩豆腐を小さめの角切りにカット。ひたひたに浸かるくらいの量のオリーブオイルに漬けましょう。このとき、お好みでローリエやオレガノ、ローズマリー、タイムなどの乾燥ハーブと黒コショウをプラスします。
食べごろは半日ぐらい経ったタイミングです。 モッツァレラチーズのような味わいになってボリュームもアップ。角切りにしたトマトとバジルとあえてカプレーゼ風にする食べ方はもちろん、シンプルにバルサミコ酢だけをかけてもいいでしょう。
さっぱりとした味が好みなら、豆腐に塩を振って水切りしただけの『塩豆腐』をモッツァレラチーズがわりにしてカプレーゼにしても◎。生のバジルがないときは青じそでお試しください。
イタリアのベジタリアンにも人気!

イタリアでもtofu sott’olio(トウフ・ソットーリオ)はベジタリアンを中心に人気のあるメニュー。瓶詰のものが自然食品店で売られていることもあります。
ご家庭で作る場合には、豆腐にまぶす塩を減らし、軽く水洗いして乾かしたドライトマトとオレガノ、コショウ、スライスしたにんにくなどを一緒に漬け込んでもいいでしょう。ドライトマトの塩味とうまみがアクセントとなります。カリッと焼いたバゲットにのせてもいいですし、そのままおつまみとして食べてもおいしくいただけます。
ベジタリアンでもOK、豆腐ベースのマヨネーズも

木綿豆腐とオリーブオイルをフードプロセッサーにかけ、好みで塩、こしょう、お酢で味付けすれば、ベジタリアンでも OK のマヨネーズができあがります。練りからしや粒マスタード、練りゴマお好みでプラスしてアレンジを楽しみましょう。
豆腐マヨネーズはサラダはもちろんのこと、茹で野菜や冷しゃぶ、茹でた魚介類などにぴったり。マヨネーズよりはるかにカロリーが低くダイエット中の方に最適です。
ドルチェ風のアレンジもおすすめ

オイル漬けにする前の塩豆腐にオリーブオイル大さじ1とはちみつを好みの量加え、フードプロセッサーにかけるとヘルシーなドルチェのできあがりです。
カットしたいちごを添えてバルサミコ酢をかけるとイタリア風のデザートに。きな粉と黒みつをかけて和菓子風にしてもいいでしょう。低カロリーなのでダイエット中のおやつにも是非、取り入れてみてください。
オリーブオイルは生でもおいしいエクストラバージンを
淡白な味わいの豆腐にオリーブオイルを合わせるときは、オリーブオイルの質にもこだわりましょう。生でも美味しいエクストラバージンタイプを選ぶのは必須ですが、地域ごとに差があるオリーブオイルの風味にこだわってみてもいいでしょう。
苦みと酸味、フルーティーな風味のバランスがいいモリーゼ州のオリーブオイルなら豆腐の味わいに奥行きを与えてくれるはず。いつも冷ややっこやお味噌汁に入れるくらいしか豆腐の使い道が思い浮かばなかったという方は、是非豆腐とオリーブオイルの組み合わせを試してみてください。
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
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原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
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全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |