オリーブオイルの賞味期限ってどのくらい?保管方法は?



「家族の健康を考えて、オリーブオイルを買ってみたけれど使う機会が少なくてなかなか使い切れない」そんな声を聞くことがあります。ではオリーブオイルの賞味期限とはどのくらいなのでしょうか。今回は気になる賞味期限や保管方法について詳しくお話ししていきます。

オリーブオイルの賞味期限は12か月~18か月

国際オリーブオイル協会ではオリーブオイルの賞味期限はボトリングされてから12~18か月としています。ただし、これは開封されていない状態での賞味期限。開封後はできるだけ早めに使い切ることをおすすめします。

1年から1年半くらいを賞味期限の目安としているオリーブオイルですが、実際にイタリアで購入したオリーブオイルの賞味期限をチェックすると24ヶ月としているものもあります。

この差はオリーブの原産地やオリーブの種類などによっても変わってくるようです。オリーブオイルはもともと酸化しにくいオイルですが、辛みや渋みの強いタイプのオリーブには抗酸化成分であるポリフェノールが多く含まれているため、賞味期限も長め。とはいえ、こうした辛みの強いタイプはあまり日本では売られていません。

実際のところ、イタリアで2年前のオリーブオイルを使用しているという家庭はまずありません。イタリア人にとってオリーブオイルは野菜やくだものと同様、新鮮さが重視される食材なのです。

賞味期限切れのオリーブオイルは食べられる?

未開封の状態であれば、まずは味を確認してみましょう。オリーブオイル特有の香りや辛み、酸味などがなくなって古い油っぽい匂いがしていたら、要注意。ボトルの上部のオイルを器などにあけ、下のほうにあるオイルの味を確認してみてください。もし、下のほうのオイルの味も変わっていたら残念ですが、廃棄したほうがいいでしょう。

オリーブオイルに含まれる脂肪酸は酸化すると遊離脂肪酸という成分に変化します。これが油っぽい臭いになる原因。遊離脂肪酸は中性脂肪になりやすく、体へも悪影響がある成分です。食べてすぐに体に影響が出るというわけではなさそうですが、酸化したオイルを摂りつづけるのはやめましょう。

オイル特有の風味や味がなくなっている場合でも、油っぽい臭いがしなければ食べられますが、おいしさは半減してしまっているので加熱料理に使うのがオススメです。

オリーブオイルが劣化させないために

オリーブオイルが劣化する要素は「光」「酸素」「熱」などがあります。続いてオリーブオイルが劣化しないようにするためのポイントを紹介していきます。この3つのポイントをクリアできれば、オリーブオイルのおいしさが長持ちするので是非、チェックしてみてください!

光を避ける

エクストラバージンオリーブオイルは必ずと言っていいほど、濃い緑や黒っぽい遮光ビンに入っていますよね。これは光による影響を避けるためのもの。遮光ビンに入っていても戸棚のなかのような暗くて涼しい場所に置くのが理想的です。

まれに「Novello(ノヴェッロ)」と呼ばれる、新茶や新米のような「新オリーブオイル」はその翡翠(ひすい)のような美しい黄緑色の色を楽しむため透明の瓶に入れて売られることもありますが、これは短期間で使い切ることを想定しているものです。

オリーブオイルの色に含まれる葉緑素は光に当たることで酸素を発生させ、酸化していきます。そのため、透明の瓶に入っている場合、未開封であっても賞味期限内であっても中のオイルが劣化してしまうことが考えられるのです。それだけ光による影響は大きいということを覚えておいてくださいね!

開封したら早めに使い切る

オリーブオイルは空気に触れることでも酸化します。そのため一度、開封したら賞味期限を待たずに使い切るのがベスト。また、瓶の口部分に付着したオイルは酸化しやすいのでペーパーナプキンなどでふき取っておくようにしましょう。

高温の場所に置かない

熱も劣化の原因になります。冷蔵庫やポットなど熱を持ちやすい家電の近くや直射日光が当たる場所には置かないようにしてください。

高温の場所を避けるというのはオリーブオイルを海外から輸入するときも同じです。輸送料の安い船便を使用すると、船が通過する地域や時期によっては船内が極端に高温になることがあります。すると、オイルが沸騰したような状態になって開封前からオイルが劣化してしまうため、品質にこだわる輸入業者は輸送量が高くても温度管理がしやすい航空便を選んでいるのです。

賞味期限が近くなったら、オリーブオイルを大量消費するレシピを試してみて!

そろそろ賞味期限が切れそうだけどまだまだたっぷりオイルが残っている。そんなときこそ、アヒージョやマリネ、スープ、ドレッシングなどオリーブオイルを大量に使うレシピを試してみるチャンス。野菜やキノコとあわせたレシピならオイルをたっぷり使ってもヘルシーです。

まとめ・オリーブオイルの賞味期限

オリーブオイルの賞味期限は12ヶ月から18ヶ月。ただし、これは未開封の状態での賞味期限です。オリーブオイルは開封したらできるだけ早く使い切るのがポイント。光や熱、酸素に弱いため、保管状態にも気をつけながらおいしさが損なわれないうちに食べきるようにしてください!

製品仕様

生産者パスクアーレ・ディ・レーナ
原産国イタリア モリーゼ州
品種ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種
抽出コールドプレス(27℃)
EU有機認証
輸送空輸
収穫時期9月下旬〜11月初旬
収穫方法手摘み
粉砕ハンマークラッシャー
輸入後品質管理オリーブオイル専用セラーで保管
インポートアントビー株式会社

製品仕様

内容量15g / 80g
全成分カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na
製造国日本

この記事を書いた人

サポーター公式

当オリーブオイルを愛用者様に公式サポーターとして寄稿して頂いています。ユーザー視点からオリーブオイルの使い方や利用方法をお楽しみください。