体のことを考えたら、ダイエット中でもオイルを100%カットすることはすすめられません。健康的にダイエットするなら摂取するオイルの質にこだわりたいもの。オリーブオイルは太る!と思っている方が多いと思いますが、これは事実なのでしょうか。
ここではオリーブオイルを摂ると太るのか?という疑問やダイエット中にオリーブオイルを摂る上で気をつけたいことを詳しく説明していきます。

オリーブオイルのカロリーや成分を見直してみよう
オリーブオイルは他のオイルと同じように脂質です。まずは気になるカロリーからチェックしてみましょう。オリーブオイルの100gあたりのカロリーは921キロカロリー。 大さじ1杯あたり111キロカロリー、小さじ1杯では37キロカロリーになります。
「オリーブオイルは体にいいオイルだから他のオイルよりもカロリーが少ない」と 誤解している方もいますが、カロリーそのものは他のオイルと変わりません。サラダ油やショートニングなどの摂りすぎを控えるべきオイルでも、オリーブオイルやココナッツオイルのように体にいいといわれているオイルでも100gあたりのカロリーは111キロカロリー。カロリーの差はないのです。
では、他の栄養素や成分についてはどうでしょうか。オリーブオイルに含まれる糖質は0g。食物繊維やタンパク質なども0gです。「それならどのオイルでも同じなのでは?」と言いたくなりますが、他のオイルとの違いは脂肪酸の種類と微量栄養素にあります。
メタボ体型やコレステロールが気になる方に適したオリーブオイル
オリーブオイルの脂肪酸のほとんどを占めているのは、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸です。オレイン酸には善玉コレステロール(HDL)を下げずに肥満や生活習慣病の原因になる悪玉コレステロール(LDL)だけを下げる作用があります。
さらに抗酸化作用のあるビタミン Eやポリフェノールのほか、ビタミンKやコレステロールの吸収を阻害するといわれる植物性ステロールといった健康効果が期待できる成分も合わせて摂ることができるのです。
これに対して、サラダ油やショートニングのような油は摂りすぎることで心臓病や動脈硬化、肥満などを引き起こすおそれがあるオイル。その上、価格が安いことから市販されている食品の多くに含まれているため、摂りすぎの人が多いのです。

オリーブオイルは血糖値の上昇を抑える?
「ダイエットや健康のためには血糖値スパイク(血糖値の急上昇)を抑える必要がある」と聞いたことがありませんか?
血糖値が上がると、すい臓はインスリンというホルモンを分泌して血糖値を下げようとします。インスリンが分泌されると血中の糖分は脂肪に変わり、体内にため込まれる性質があります。血糖値が急上昇すると、その分インスリンも多く分泌されることになりその結果、体内にため込まれる脂肪の量が増えて、太ってしまうのです。
さらに急上昇した血糖値は、しばらくすると急降下します。この現象が空腹感を招くことも分かっているのです。この点も、食べ過ぎを気にしている人にとっては気になるポイント。健康診断の値が気になる方はもちろんダイエット中の方も血糖値を急上昇させないような食事を摂ることがすすめられている理由はここにあるのです。
この血糖値の上昇とオリーブオイルは無関係のように思えますが、実は最近になってオリーブオイルには、血糖値の上昇を緩やかにする効果があることが分かってきているのです。
医療法人池谷医院の院長である池谷敏郎先生の研究によると食パンをそのまま食べたときに比べ、食パンにエキストラバージンオリーブオイルをつけて食べたときの方が、血糖値の上昇が緩やかだったことが分かったそう。
イタリアのレストランでは注文した料理が運ばれてくる前にパンとエキストラバージンオリーブオイルが出されることがあります。これは家庭で食事をするときも同じ。パスタや肉料理と一緒にスライスされたパンとオリーブオイルがいつでも用意されているのです。
イタリア人の食生活とは切っても切れない関係にあるエキストラバージンオリーブオイル。昔の人は健康的に食べるコツ、太らない食べ方のコツを自然と体得していたのかもしれませんね。

オレイン酸のダイエット効果
オメガ9脂肪酸の一種であるオレイン酸は心臓の筋肉が持つ脂肪酸代謝機能を活性化して、脂肪をエネルギーに変える働きがあります。また、オレイン酸は消化されずに大腸まで届いて便の排出をスムーズにする作用もあります。
便秘は代謝を低下させて痩せにくい体にする原因のひとつ。オリーブオイルのオレイン酸が持つ代謝機能活性化作用や便秘解消効果などによって、太りにくい体に近づくことができると考えられます。

オリーブオイルは太りにくいオイル
オリーブオイルも他のオイルと同じ、脂質であることには変わりません。そのため摂りすぎると太ってしまいますが、悪玉コレステロールの抑制、糖質の吸収抑制、代謝の活性化、便秘の解消といった作用が期待できることを考えると、他のオイルと比べて太りにくいと言えるでしょう。
太りにくさや健康効果などを考えるなら、オリーブオイルはエクストラバージンオイルを選ぶのがマスト。ダイエット中の方は毎日の調理に使っているサラダオイルやキャノーラ油などをエキストラバージンオリーブオイルに変えてみてはいかがでしょうか。
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
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原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
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全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |