ボンジョルノ。公式サポーターのイタリア在住オリーブオイルソムリエの鈴木奈保子です。
オリーブオイルは料理を美味しくしてくれるだけではなくて、すごい健康効果もあることをご存知ですか?2000年以上も前からオリーブオイルを使ってきたイタリアなどの国では、朝、スプーン一杯のオリーブオイルを飲むと、健康でいられると言われてきたんです。
そこで、今回は和食でも洋食でも、朝食にエキストラヴァージンオリーブオイルを取り入れる方法をレシピと一緒にご紹介します。
イタリアの朝はスプーン一杯のオリーブオイルから始まる!

伝統的なオリーブオイルの産地イタリアでは、昔から朝起きたらスプーン一杯のオリーブオイルを飲む、という健康法があるくらい生活に密着しているんです。
紀元前のはるか昔からオリーブオイルを使ってきた人たちですから、エキストラヴァージンオリーブオイルを飲んでいると身体の調子がいいということを身をもって経験してきたのですね。
朝から油を飲む?とびっくりされる方もいらっしゃるかと思いますが、本物のイタリア産のエキストラヴァージンオリーブオイルは、まるで新鮮なオリーブジュースのよう。全然油っぽくなくて、オリーブのフルーティな香りやピリッと舌に感じる辛味や苦みが病みつきになります。
ポリフェノール、オレイン酸がたっぷりなオリーブオイルの健康効果

朝からオリーブオイルなんて、私たち日本人にとって意外に思われる健康法ですが、実は理にかなったことなんです。
他の植物オイルと違って、オリーブオイルはオレイン酸が多く含まれているのが特徴です。このオレイン酸が腸の働きを活発にしてくれます。まだ胃が空っぽな状態でオリーブオイルを飲むと、大腸まで届いて潤滑油の働きをするんです。つまり、朝の排便をスムーズにして、腸内環境を整えるデトックス効果です。エキストラヴァージンオリーブオイルが、私たちの身体の中からキレイにしてくれるのです!
また上質な本物のエキストラヴァージンオリーブオイルには、抗酸化作用があるポリフェノールがたくさん含まれています。朝からアンチエイジング効果の高いエキストラヴァージンオリーブオイルを身体の中へ取り入れることで、身体の内側から調子を整えて一日を元気よく過ごせます!
朝ごはんにオリーブオイルをもっと取り入れて!
いくら油っぽくないと言われたところで、スプーンで油をそのまま飲むのはちょっと、という方も多くいらっしゃると思います。
ご安心ください。そのままオリーブオイルを飲むのではなくて、朝ごはんと一緒に美味しく使う方法をご紹介します。
くだもの

朝に食べるフルーツは金、と言われるぐらい、積極的に朝ごはんに取り入れたいフルーツですが、そのまま食べるよりもオリーブオイルと一緒に食べると栄養効果がアップするんです。
オリーブオイルはフルーツに含まれるビタミンAやビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの油に溶ける性質のあるビタミンを吸収しやすくする働きがあるんです。
フルーツに油というのも意外な感じですが、フルーティな香りのオリーブオイルはよく合います。もちろんデリケートなタイプがおすすめです。
おすすめはバナナやオレンジ、ナシ。バナナにはそのままかけるか、レモン汁と一緒にかけてみてください。オレンジやナシは塩と胡椒と一緒に。
スムージーに入れても、満足感もぐんとアップしますよ。
洋風朝ごはんとオリーブオイルの組み合わせ
ヨーグルト

ちょっと酸っぱくて食べにくいけれど、一番おすすめなのは添加物や砂糖が入らないプレーンヨーグルト。これにオリーブオイルをかけるとぐんとマイルドな味わいになりますよ。甘みが欲しい場合は、ハチミツも一緒に。よりヘルシーに美味しく食べられます。
パン
パンにバターを塗ってトーストにするという方、いつものバターをオリーブオイルに変えてみてください。オリーブオイルは植物性の脂肪分なので、バターよりずっとあっさりしています。
パンはバゲットなどでなくて普通の食パンでも大丈夫。オリーブオイルだけでも美味しいですが、甘党の方は粉砂糖やハチミツと一緒に、辛党の方は塩と一緒にかけてもいいですね。
和風朝ごはんとオリーブオイルの組み合わせ
お味噌汁。日本の朝ごはんの定番、お味噌汁
これも意外なようですが、オリーブオイルのフルーティな風味がよく合うと評判です。みそ味にコクが加わって絶妙な味わいが口の中に広がります。お味噌汁の具はお好きなもので。オリーブオイルも味噌も胃の炎症を抑える働きがあるので、両者の効果が相まってさらに胃に優しい一品に。
納豆
日本ならではの納豆ですが、これも意外なことにオリーブオイルと合うのです。納豆独特の匂いが抑えられて、舌触りもマイルドになるので、納豆が苦手、という方にもおすすめ。
食べ方はこれもいたって簡単。納豆をたれと混ぜ合わせるときに、小さじ一杯ほどのオリーブオイルも一緒に加えるだけ。
または、たれの代わりに塩とコショウとオリーブオイルのみ、という組み合わせもサッパリとしておすすめです。
焼き魚
いつもの焼いただけの焼き魚。食べる直前に、上からオリーブオイルをかけてみてください。こちらも意外なことに魚の独特の匂いが減って、魚自体の味を純粋に楽しめます。
お好みでレモンを上からかけてみてください。レモンのビタミンCで栄養分もアップします。
野菜

オリーブオイルはどんなお野菜でも美味しくしてくれるまさに魔法の調味料です。
トマトやレタス、キュウリなど生で食べるサラダのような野菜の場合、食べる直前に、野菜の上直接オリーブオイルと塩、こしょう、それからお好みでお酢をまわしかけて、そのままお皿でよく合えるだけ。イタリアでは市販のドレッシングは使わないんです。さっぱりしてシンプルな野菜の味が引き立つ美味しさです。
ほうれん草のような葉野菜は、茹でたり蒸したりして柔らかくしたものにオリーブオイル、塩とレモンをかけるだけ。
お醤油味がお好きな方は、お醤油も一緒にどうぞ。またレモンがなければ、ポン酢でもいいですね。おひたしのように出汁をかけなくても、コクのある味を楽しめます。
このほか油を使う野菜炒めも、少量のオリーブオイルで炒め蒸しにすると、野菜の味がぎゅっと濃縮されて、いつもの野菜炒めよりもっと美味しくなります。食べる時には、上から少し生のオリーブオイルをかけると、風味が加わりますよ!
朝ごはんにオリーブオイルが大活躍!のまとめ
イタリアの伝統的な健康法、朝からスプーン一杯のオリーブオイル。ここでは、日本風にアレンジして、日本の朝ごはんに取り入れる方法をご紹介しました。洋風でも和風でも、意外な食材ともよくあい、さらに食材の味を美味しくしてくれるオリーブオイル。かけるだけでいいのですから、忙しくてゆっくり料理をしている時間がない朝ごはんにはぴったりな使い方ですね。
しかも美味しいだけでなく、体の調子を整えてデトックス効果のあるエキストラヴァージンオリーブオイルを朝から食事に取り入れて、体の中からきれいになりましょう!
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
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原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
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全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |