ボンジョルノ。公式サポーターのイタリア在住オリーブオイルソムリエ鈴木奈保子です。
早いもので、今年ももうすぐ終わり。これからクリスマスや忘年会、新年会で、人と集まる機会が多くなる楽しい季節ですね。今回は自宅に人をお招きするときに、便利で役に立つ簡単なイタリア風の前菜を3種類ご紹介します。
前菜の主役になるのは、もちろん上質なエキストラヴァージンオリーブオイルです。これさえあれば、素材にコクが加わってグンと味わいがアップします。オリーブオイルをかけただけなのに、お料理上手と褒められる簡単で美味しいお料理をご紹介します。
ピンツィモーニオ

最初にご紹介するのは、ピンツィモーニオ。イタリアでは、バルなどでの食前酒のお供としてもよく登場する定番の前菜です。日本語に訳すると、野菜スティックなのですが、ただの野菜スティックではありません。
色とりどりの新鮮な野菜を上質なエキストラヴァージンオリーブオイルと塩、挽きたてのコショウだけでいただく超シンプルな伝統的な家庭料理です。まさにシンプル・イズ・ベストという言葉がピッタリです。市販の野菜に合わせるソースは、化学調味料の強い味がせっかくの野菜の味を隠してしまうと思いませんか?せっかくヘルシーな野菜を食べる時は、化学的なものを使わない自然な調味料と一緒に食べると、よりヘルシーですよ。!
火も使わないのでお料理と呼べるのかどうかわからないくらい簡単なものですが、一本、また一本と、ついつい手が止まらなくなってしまいますよ。特に、普段、野菜が不足している人には嬉しい一品。いつの間にかお皿が空っぽになっています。ホームパーティでは意外にも、いつも大人気な一皿です。
ピンツィモーニオの材料 分量はお好みで
- にんじん 1本
- セロリ 1本
- キュウリ 1本
- フィノッキオ 1/2個
- なんでもお好みの野菜
- エキストラヴァージンオリーブオイル
- 塩
- コショウ
ピンツィモーニオの作り方
- 野菜はすべてきれいに洗って、皮をむきます。
- 食べやすいように、切り分けます。ニンジンなどの細長いものはスティック状に、フィノッキオは薄切りにします。
- 小さな容器に、エキストラヴァージンオリーブオイルと塩少々と黒コショウを入ます。
- お皿に野菜とエキストラヴァージンオリーブオイルを添えて出来上がり。
※お塩は天然の岩塩、コショウは挽きたてのものを使うと、もっと美味しくなりますよ。
ブルスケッタ

次にご紹介するのは、ブルスケッタというイタリアで人気のオープンサンドです。
こちらも、エキストラヴァージンオリーブオイルをたっぷりかけるだけ。イタリアでは初搾りのエキストラヴァージンオリーブオイルはパンにつけて味見をする、というくらい、パンとの相性は抜群です。
オリーブオイルだけでももちろん美味しいですが、ニンニク風味のガーリックトースト、そして赤い色が華やかでパーティシーズンにピッタリなトマトをのせる定番のブルスケッタをご紹介します。赤い色で食卓が華やかになりますよ。
ブルスケッタの材料
- フランスパン
- プチトマト
- バジル、または乾燥オリガノ
- 塩
- エキストラヴァージンオリーブオイル
- にんにく 1かけ
ブルスケッタの作り方
- フランスパンを厚さ1cmくらいに切る。
- トースターで表面に軽く焼き色がつくまで焼く。
シンプルブルスケッタ
パンの表面にエキストラヴァージンオリーブオイルをかけるだけ。フローラのオイルは塩が必要ないくらい美味しくなります。味を見て必要なら、塩をかけてくださいね。
ガーリックトースト
にんにくを半分に切って、パンの表面にさっとこすってエキストラヴァージンオリーブオイルをかけるだけなのに、シンプルな美味しさを堪能できます。お好みで塩をかけても!
トマトのブルスケッタ
- ミニトマトはそれぞれ横半分に切り、それをさらに4等分くらいに食べやすく切る。バジルは手でちぎる。
- 小さなボウルにミニトマト、バジル、塩、エキストラバージンオイルを入れて、よく混ぜる。
- 焼いたパンの上にのせる。
スモークサーモンとフレッシュチーズのロール

パーティには欠かせないスモークサーモンを使った前菜です。サーモンの色がパーティにピッタリで華やかな一品です。イタリアでもスモークサーモンは少し酸味のあるフレッシュチーズとの組み合わせは、相性ピッタリなのでパーティでも人気です。
どう組み合わせても美味しいけれど、大勢で集まるときに食べやすいようにロール状に巻いてフィンガーフードにアレンジしました。
スモークサーモンとフレッシュチーズのロールの材料
- スモークサーモン 100g
- フレッシュチーズ(フィラデルフィアのクリームチーズなど)50g
- コショウ
- エキストラヴァージンオリーブオイル
スモークサーモンとフレッシュチーズのロール作り方
- スモークサーモンを1cmくらいの幅、6cmくらいの長さに切る。
- 細長いサーモンの端に、クリームチーズのかたまりを少しのせて、巻きずしの要領でくるりと巻いて、つまようじで止める。
- 上からエキストラヴァージンオリーブオイルと塩をたらりとかけましょう。
- せっかくなので緑のルッコラと赤いザクロの実で、クリスマスっぽい色どりを演出しても楽しいですよ。
エキストラヴァージンオリーブオイルとお料理の組み合わせのポイント
イタリア料理は素材の味を活かしたお料理です。フランス料理のようにソースで素材の味を隠したりしないで、新鮮な素材の良さを引き立てるように、あくまでシンプルに作ります。
そんなイタリア料理に絶対に欠かせないのが、上質なエキストラヴァージンオリーブオイルです。
イタリアには500種類を超えるオリーブの実の品種があるので、オリーブオイルと言っても、それぞれの味や特徴があるんです。ワインのようにお料理とエキストラヴァージンオリーブオイルの組み合わせを工夫することができるんです。
上手に組み合わせるポイントは、お料理の味を邪魔しないように、同じような味のタイプを選ぶこと。
例えば、味が強いストロングタイプのオリーブオイルなら、ステーキなどのしっかりした味のお料理。味がデリケートなタイプのオリーブオイルなら、魚などの優しい味わいのお料理に。
また、トスカーナ州のお料理にはトスカーナ州のエキストラヴァージンオリーブオイルというように、同じ地域のものは絶妙のハーモニーを生み出します。
今回の3種類の前菜には、デリケートで野菜の香りがさわやかなジェンティーレ・ディ・ラリーノ種がぴったりです。繊細でマイルドなオリーブオイルの味わいが、野菜だけではなく、フレッシュチーズの味も引き立ててくれます。
アドリア海にも近い標高504メートルの風光明媚な丘の上にある風の家「カーザ・デル・ヴェント社のフローラのオリーブオイル(花のオリーブオイル)は、魚料理にも野菜料理にもあう優しい味わいです。こういうタイプのオリーブオイルなら、日本人の食事に合わせやすいですね。
ジェンティーレ・ディ・ラリーノ種はオーガニック認定も受けている安全なオリーブオイル。これ一本あるだけで、毎日の食事がグンと美味しくなりますよ!
オリーブオイルを使ったクリスマスパーティにも役立つ簡単なイタリア風の前菜のまとめ
素材の味を楽しむイタリア料理にはかかせないエキストラヴァージンオリーブオイル。これからのパーティシーズンには、かけるだけで美味しくなる上質なオリーブオイルがあると便利です。
シンプルな野菜のスティックやガーリックトーストが、オリーブオイルがあるだけで一気にイタリア風のおしゃれな美味しい一皿に早変わりです。
これからのパーティのシーズンにホムパの予定があるなら、ぜひ、エキストラヴァージンオリーブオイルを活用して楽しい時間を過ごしてくださいね。
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
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原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
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全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |