髪がパサつく! これほど嫌なことはありません。
髪がパサつくと髪のハリツヤは無くなるし、薄毛にもなるし……これではおしゃれをする気が全く消失してしまいます。
髪がパサつくとはズバリ、髪や頭皮の「乾燥」のことであり、まずは乾燥を克服することが第一です。
オリーブオイルは、髪や頭皮の乾燥を改善してくれる植物オイルです。

オリーブオイルで髪のパサつきを抑える方法
① 朝、保湿する
朝、保湿などの目的で顔につけたオリーブオイルなどを頭皮にまでつけ、2〜3分の頭皮マッサージをします。
② シャンプー前、乾いた髪につける
シャンプーする前に乾いた髪全体にオリーブオイルをつけ、マッサージをします。
③ 蒸しタオルで髪を蒸らす
蒸しタオルやシャワーキャップで髪を覆い、数分、蒸らします。
キューティクルを開かせ、オリーブオイルを髪の内部までしみこませるためです。
④ 洗い落とす
こすり過ぎないように、洗い落とします。
⑤ シャンプーする
通常どおりにシャンプーをします。
⑥ シャンプー後にオリーブオイルをつける
洗剤が多かったり、洗い過ぎたと思ったら、オリーブオイルを髪全体に薄くつけます。
髪がパサつく=髪が乾燥する原因
髪は皮膚医学の領域です。
皮膚医学では肌(頭皮)の乾燥こそが、肌のバリア機能を低下させ、肌のハリツヤ、潤いを失わせる大きな一因となっています。

キューティクルがはがれる
キューティクルという言葉は、CMや美容雑誌などにもよく出てくるのでご存知の方も多いと思いますが、髪の毛の一番外側にあり、ウロコ状になって存在しています。
髪の乾燥を防ぎ、髪に潤いとツヤ感を与えているのが、キューティクルです。
キューティクルは外の刺激や摩擦から髪を守り、髪の水分蒸発を抑える働きがあります。
そのため、キューティクルがはがれると、髪の内部がむき出しになり、水分が出ていくため、髪がパサつく原因になります。
はがれたキューティクルは再生されないため、新しい髪の毛が出てくるのを待つしかありません。
キューティクルがはがれる原因
・ブラシによる強い摩擦
・髪をすぐに乾かさない:濡れたまま放置
・強い紫外線
・パーマやカラーリングのし過ぎ
・シャンプーによる強い髪の摩擦
など
栄養の偏りや栄養不足
髪は毛母細胞の増殖(分裂)によって上へ上へと押し上がり、頭皮を突き抜けて伸びていきます。
毛母細、胞の増殖はとても激しく、たくさんのエネルギーを必要とします。そのエネルギーとなる栄養成分は毛母細胞の周辺に網羅している血管を介して運ばれてきます。

従って、太くてハリツヤのある元気な髪の毛を作るためには、たくさんの栄養成分を必要とします。
急激なダイエット、乱れた食生活などをしていると、髪の毛が細くなり、パサつき、いよいよ、抜けていくということになりかねません。
血行が悪い
頭皮下には、髪を作るための毛母細胞をはじめとする細胞や血管がたくさん存在しています。
血管が動脈硬化をおこすと、血管の弾力やしなやかさが消え、血流が滞るようになります。
その結果、たくさんの栄養を細胞に運ぶことができないために髪のハリツヤは失われ。パサつく原因となるわけです。
動脈硬化は高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や喫煙などが引き金になります。
その他、女性ホルモンの分泌低下、薬剤によっても髪がパサつきやすくなります。
では。髪がパサつくのを防止したり、改善してくれる物質はどんなものがあるでしょうか?
それが「オリーブオイル」です。

なぜ、オリーブオイルが髪のパサつき、乾燥を抑えてくれるのか、解説していきます。
オリーブオイルによる頭皮ケアで顔のパサつきを改善
オリーブオイルはキューティクルを守り、髪の健やかな成長のためにしなやかな血管を作ります。
保湿やコーティング効果
オリーブオイルは保湿だけでなく、クレンジング効果もあり、同時に行うことができます。
油脂はオイル(油脂)に溶ける性質を活かして、乾いた髪にオリーブオイルをマッサージするようにつけます。
毛穴周辺の汚れた皮脂はオリーブオイルによって浮き立つと、オリーブオイルの中に溶け込んでいきます。
その後、洗い流しますが、オリーブオイルが頭皮全体をコーティングしているため、頭皮の水分蒸発、過度の皮脂除去は回避されます。
つまり、汚れは落ちて保湿性は保たれたままという状態ですね。
また、髪のパサつきが強ければ、シャンプー後にオリーブオイルを薄く塗ることで保湿効果を上げることもできます。

オリーブオイルで栄養効果を上げ、血管をしなやかに
今度はオリーブオイルをつけるのではなく、「摂る」ことで髪のパサつきを予防、改善します。
オリーブオイルには、オレイン酸だけでなく、ビタミンAやビタミンEも豊富に含まれています。
これらのビタミンもオレイン酸同様、頭皮や肌に保湿効果をもたらしてくれるため、是非、摂りたい栄養素です。
ビタミンAやタミンEは、脂溶性ビタミンといって、脂によく溶けるビタミンです。
ビタミンAが多い緑黄色野菜やビタミンEが多いナッツ類を摂るとき、オリーブブオイルを振りかけるだけで、これらのビタミンの吸収はアップし、保湿効果もさらに高くなります。
また、オレイン酸やポリフェノールが悪玉(LDL)コレステロールなどを下げ、動脈硬化を予防してくれるため、血流の滞りも解消できることになります。
つけるオりーブオイル、摂るオリーブオイル、使い分けは必要?
上記のようにオリーブオイルはつけてよし、摂ってよしの両方可能なオイルです。
そこで、食用に使用しているオリーブオイルを肌につけてもいいかどうかと迷っている人が結構、多いようです。
ネットをみても、賛否両論です。
医学的にいえば、外用薬と内服薬ということになります。
食用オリーブオイルで無添加、オリーブオイルだけしか入っていないものなら、食用をそのままつけてもいいという意見があります。

しかし、製品化しようとするオリーブオイルの場合、ある一定期間、成分を無変化で安定化させるためにはいろいろな施しがなければ、劣化も早くなります。
医薬品であれば、その施しの方法が外用薬と内用薬は異なることを考えますと、当然、オリーブオイルも美容と食用では異なって当然だろうと考えます。
昔と違い、今は空気中に有害な成分が浮遊し、紫外線の影響も強くなっています。美容オリーブオイルは肌につけた後の影響も考えて製品化しているはずです。
食用オリーブオイルは摂った後、オリーブオイルが触れる粘膜などの影響、味などを考えて作られているはずです。
食用オリーブオイルを肌につければ、臭い、あるいはつけた後の肌への影響は未明な部分があります。
つまり、肌につける製品、体内に入れる製品はおそらくそれ以外の使用は基本的に想定されていないと考えます。
もし、想定されていれば、食用オイルに「美容オイルとしてもお使いできます」と食用オイルに表示されていることでしょう。
このように考えますと、やはり、つけるため、摂るために作られたオリーブオイル以外には使用しないほうがいいのではないでしょうか?
もし、食用オイルを肌につけたいという場合があれば、必ず、メーカーに問い合わせてみましょう。
おわりに
近年、とくに中国方面からの大気汚染、また、排気ガスや工場から出るばい煙などを考えると、どんな人でも髪はパサつきやすくなると思われます。
また、加齢によっても髪はパサつきやすくなります。
まだ髪がパサついていないという方、今がチャンスです。なぜなら、予防的にオリーブオイルを活用することがいちばん、近将来の髪のパサつきを抑え、たとえパサついても容易く改善できるからです。
製品仕様
生産者 | パスクアーレ・ディ・レーナ |
---|---|
原産国 | イタリア モリーゼ州 |
品種 | ジェンティーレ・ディ・ラリーノ
※ラリーノ土着品種 |
抽出 | コールドプレス(27℃) |
EU有機認証 | 有 |
輸送 | 空輸 |
収穫時期 | 9月下旬〜11月初旬 |
収穫方法 | 手摘み |
粉砕 | ハンマークラッシャー |
輸入後品質管理 | オリーブオイル専用セラーで保管 |
インポート | アントビー株式会社 |
製品仕様
内容量 | 15g / 80g |
---|---|
全成分 | カリ含有石けん素地、オリーブ果実油、シリカ、ハチミツ、炭、グリセリン、水、エチドロン酸4Na |
製造国 | 日本 |